よくあるご質問

病院で薬が使える様になるには、多くの患者さんのご協力をいただき、
実際に効き目と安全性を確認する臨床試験を実施することが必要です。
今回は痛風などの治療薬として古くから病院で使用されている【コルヒチン】の、
COVID-19への治療効果を確認するための臨床試験です。
試験の詳細は動画と同意説明文書をご覧ください。
わからないことはお気軽に医師へ質問、またはお問合せフォームからお尋ねください。

だれでも臨床試験に参加できますか?
この研究を実施する沖縄県内のホテル療養施設で療養中の方で、この試験の基準に合いそうな方にお声がけしています。また、スマートフォンでアプリをダウンロードして、ブルートゥースが使え、メールでの調査にご協力いただく必要があります。
必ず治療を受けられますか?
薬の効果を科学的に調べるため、有効成分を含んだ薬と、全く外観からではそれとは区別のつかない、有効成分を含んでいない偽薬(プラセボ)のどちらかを服用していただきます。
また、治療効果があるかを確認するための試験ですので、効果を必ず期待できるものではありません。
途中で参加は辞められますか?
参加は自由意思で決めていただきますので、途中で辞めることもできます。
参加するメリットはなんですか?
薬の効果を確認する試験ですので、あなた自身に直接的なメリットはありません。病院で薬が使えるようになるには、このような臨床試験が必須で、これまでも多くの方のご協力によって医療は成り立っています。
今回も同様に、COVID-19の治療薬の開発への社会貢献としてご参加いただくことになります。

なお、試験は約4週間です。最初の2週間は試験から貸し出すパルスオキシメーター(指先に挟む機器)で酸素飽和度を測定してもらいますが、その機器を回収後、新たなパルスオキシメーターを無償提供します。

そちらは試験終了後もご自宅での体調の自己管理にお役立ていただけます。
また、体温を測定する体温計も無償提供されます。
どのくらいの期間、協力が必要ですか?
試験への参加期間は、試験参加の同意を頂いてから約28日間(4週間)です。
このうち、試験薬を服用する期間は14日間(2週間)です。
  • 最初の約14日間(2週間):メールでの体調確認・体温および酸素飽和度の測定*:1日2回
  • 28日目(4週目):メールでの最後の体調確認
※14日目と28日目にはスマートフォンを使用して、オンラインで医師による体調確認も実施
*酸素飽和度のデータはスマートフォンのBluetooth機能で自動転送していただきます
参加費用はどうなりますか?
  • 試験の参加のためにあなたが負担する費用はありません。
  • 今回服用する薬は医療現場で長い使用の歴史があり、安全性の高い薬ですが、
    万一試験薬の投与により健康被害が発生した場合には、試験で加入している保険により補償されます。
    詳しくはお渡しする「試験に係る被験者の健康被害補償の概要」をご参照ください。
    また、ご不明点は遠慮なく担当医師または試験スタッフにお尋ねください。
日常生活で制限されることはありますか?
  • 薬の効果を科学的に確認するため、最初の約14日間は、
    最初の14日間は、1日2回の体温・酸素飽和度の測定、体調に関するアンケートは、以下の時間でご協力いただきます。
    朝:7〜9時、夕:18時〜20時
  • 薬の効果に影響する恐れがあるため、グレープフルーツ(ジュース含む)やセント・ジョーンズ・ワート
    (セイヨウオトギリソウ)の 成分を含むサプリメントなどの摂取は試験期間中は控えてください。
  • 妊娠を希望する女性、避妊手術を受けていない男性においては、
    臨床試験期間中及び臨床試験薬最終投与後90日間までは適切な避妊を行っていただきます。